屋根塗装の工事の内容について

屋根塗装の工事はどのように進められるのか写真を追いながらご説明いたします。ここ数年、遮熱形塗料への関心が高まり、当社でもクールタイプ系塗料による塗装が増えてきました。
<工事の進め方>
1.高圧洗浄
      苔の付着した屋根の様子 屋根の高圧洗浄 屋根の高圧洗浄
屋根の素材面に付着したゴミや汚れ、コケや藻などを高圧洗浄で洗い落としていきます。少しでも付着物が残っていると塗膜の剥がれの原因になるため、丁寧に洗い流します。


2.棟押え金物塗装と下塗り(カラーベスト材専用のシーラー)塗装
            錆止め塗装    屋根専用シーラーで下塗り塗装
洗浄後、屋根の棟押えの金属部分の錆止めを行います。錆止め塗装はケレン+錆止め+上塗り(ウレタン樹脂系)で進めます。そして塗装素材面が十分に乾燥した後に、素材と上塗り材との密着性を高めるため、カラーベスト材専用の下塗り材を塗装します。塗装方法は、ローラーあるいは吹き付けで、現場の状況により使い分けられます。


3.タスペーサー(縁切り部材)取付
      雨漏れを防ぐ縁切り部材のタスペーサー   タスペーサー取付   タスペーサー取り付け箇所
下塗り後には、屋根材内部に水が侵入して溜まらないようにタスペーサー(縁切り部材)を取付します。縁切りには、タスペーサーを取付する場合と、皮すきによる縁切りの2通りの方法がありますが、タスペーサー取付による工法では、時間短縮が大幅に図れます。タスペーサーは1枚の屋根材に対して1〜2つ取付します。※経年変化により屋根材が反っているなど、取付できない場合があります。


4.上塗り(クールタイプ=遮熱形)
            遮熱形塗料のファインシリコンベスト     遮熱形塗料で上塗り2回
縁切り部材のタスペーサーを取り付けた後に、上塗り塗料を念入りに塗装します。左の写真は上塗り塗料のファインシリコンベストクールタイプで、シリコン樹脂系の遮熱形塗料です。(上塗りは2回塗)。当社では日本ペイントのクールタイプシリーズを採用しています。


5.屋根塗装工事の完工
            屋根塗装工事の完工     屋根塗装工事の完工

遮熱塗料・塗装は、快適な住空間の提供と節電対策の一助になります。

         
        真夏の強い太陽光・日射しが屋根を熱する・・・
                      夏場の屋根の温度は急上昇・・・。   


遮熱塗料の効果・特徴について
遮熱塗料は、太陽光の50%を占める赤外線領域の波長を反射させることで、建造物躯体を熱から保護し、太陽光エネルギーを熱にしない特性をもつ機能性塗料です。
            遮熱塗装例
その遮熱効果は冷房費が削減できるという点で大変注目されています。また、過剰な消費電力を抑えられるため、二酸化炭素削減の手段として環境対策や省エネ・節電対策にも期待されています。
        遮熱グラフ  屋根塗装の温度比較
屋根の裏面温度を従来の屋根用塗料と比較し15〜20℃も低減すると言われています。また水性塗料のため地球環境にも悪影響を及ぼしません。


◆遮熱・断熱塗料について-まとめ◆

遮熱塗料が主力商品ここ数年、大都市圏でヒートアイランド現象(※1)を緩和させる施策が急がれています。この対策の一つとして、建築物の素材への熱を蓄える量を減らす遮熱塗料の認知度が向上しています。また節電対策商品が注目を浴びる中、遮熱塗料による節電塗装も比例して需要が伸びています。各塗料メーカーは、用途・需要の拡大に向けて、新たな商品を上市しています。
屋根用については、屋上緑化推進と比べて、施工が容易で、建物の荷重負担も少なく、塗り替え時にも容易なこれら遮熱用塗料を使用するケースが増えています。塗装は、防汚・防水、デザイン性の観点から行われますが、塗装時に遮熱・断熱塗料に変えれば、熱の抑制効果対策は無理なく行えます。
今、屋根用として使用される遮熱塗料は大きく二つに分けられます。一般に遮熱塗料とされるものは、耐用熱高反射塗料とも呼ばれ、赤外線の反射率の高い顔料を塗料中に混ぜ、温度上昇を防ぎます。日射量の多い夏に効果を発揮し、最大で15度程度低減することも可能と言われています。当初はその効果に疑問視する声もあったようですが、「真夏のエアコン等の電気負荷を低減できる」として、船舶や工場など大型物件にも採用されることが多くなっています。断熱塗料は「中空バルーンなど熱を遮断する物質の効果で熱を遮ります」。日照に左右されず年間を通じて断熱機能を維持するので、暖房効率も上がる、とされています。最近では遮熱塗料と組み合わせる例も出てきています。遮熱塗料がより機能を発揮するためには、通常の塗料以上に色や施工性に注意を払う必要がありました。しかし現在、塗料の色、種類、使用部位をシミュレーションして提案するシステムも増えるなど、施工性等の作業環境も改善されています。
※1:ヒートアイランド現象-「空調機器や自動車などから排出される人工排熱の増加や道路舗装、建築物などの増加による地表面の人工化によって都心の気温が郊外に比べて高くなる現象」
(写真は、建築材料の展示会で、遮熱塗料を主力商品として紹介する塗料メーカーのブースの一こま)


【各塗料メーカーの遮熱・節電型関連推奨商品】

  • サーモアイ(日本ペイント)
  • エコクールシリーズ(大日本塗料)
  • 遮熱・断熱塗装システムESP工法(神東塗料)
  • ドリームコート断熱工法・ヒルムA(関西ペイント)
  • パラサーモ(日本特殊塗料)

日本ペイント遮熱塗料「サーモアイ」日本ペイントの遮熱塗料がリニューアルされてサーモアイとして登場。各塗料メーカーも遮熱・節電対策商品として品数を増やし、また遮熱・節電セミナー開催や展示会へも出展しています。当店では、節電対策や省エネ効果のある外壁と屋根用の遮断熱塗料「キルコート」による塗装工事を行なっています。




外壁塗装や屋根塗装の工事の御見積り依頼・御相談事は何なりと遠慮なくお問い合わせください

担当の宇治田(二級建築施工管理技士)です。いま、外壁塗装や屋根塗装、防水工事(塗り替え)をお考えでしたら、下記まで、お気軽にお問い合わせください。外壁と屋根の遮断熱塗装も行っております。また、工事や価格など塗装一般に関するご相談も電話やメールで承っております。この他、リフォーム全般の御相談事についてもお応え致します。何なりとお問い合わせください。もちろん、外壁塗装や屋根塗装、鉄部塗装等の塗装工事の御見積りだけでも結構です。塗装工事全般のご質問等も承っております。お見積り後の強引な営業は一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。

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遮断熱塗装「キルコート」

当店は、夏涼しく冬は暖かい外壁と屋根用の遮断熱塗装「キルコート」施工店です。 ・夏場は表面温度・室内温度を下げ、クーラー効率を改善します。 ・冬場には室内の熱を逃がさない断熱効果があり、1年間を通して快適な住空間づくりを実現します。 ・省エネ・節電効果があるキルコート塗装は注目され、大阪や奈良、京都など近畿圏でも外壁や屋根の塗装需要が伸びています。 

毎年11月16日は
「いいいろ、塗装の日」

平成10年に日本塗装工業会が塗装業界のイメージアップと塗装の普及発展を目的に制定。当日は、塗料や塗装のイベントが開催されています。

1973年創業の塗装専門店

  
外壁塗装の専門店 株式会社エノモト
〒580-0031大阪府松原市天美北2-14-1
外壁塗装や屋根塗装のお見積り依頼は‐
電話:0120-142-931 FAX:072-330-2004 e-mail: info@re-paint.jp